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フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略

やっと読み終わった。

線を引いたところを抜粋

「デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になる。」

「フリーからもお金儲けはできる。」

「フリーは新しいことではないが、変わり続けている。そして、その変化は、人間の行動や経済的インセンティブに関する基本的な理解を見直すよう私たちに迫っているのだ。」

「こうして二〇世紀でもっとも強力なマーケティング手法の一つが誕生した。すなわち、あるものをタダであげることで、別のものの需要を作り出すことだ。」

「デジタル製品においては、無料と有料の割合はまったく異なる。 典型的なオンラインサイトには五パーセント・ルールがある。 つまり、五パーセントの有料ユーザーが残りの無料ユーザーを支えているのだ。」

「今日、市場に参入するもっとも破壊的な方法は、既存のビジネスモデルの経済的意味を消滅させることだ。」

「いくらであっても料金を請求することで、心理的障壁が生まれ、多くの人はわざわざその壁を乗り越えようとは思わない。 それに対して、フリーは決断を早めて、試してみようかと思う人を増やす。」

「タダで優位に立った者は、並ばれることはあっても負けることはありません。」

「これは、フリーに関して昔からよくある問題だった。 既存企業よりも新参起業のほうがフリーを利用しやすいのだ。」

「(結局、当初から大量のハードウェアを買わなくてもすむように、グーグルは顧客を選んでサービスを提供した。)」

「グーグルのフリーに対して、ヤフーはもっと無料にすることで対抗した。 無制限の容量を無料で提供するという当然の帰結に一番先に到達したのだ。」

「今日のグーグルは、画像編集ソフトからワープロ、スプレッドシートまで一〇〇近いサービスのほとんどを無料で提供している。本当にタダで、なんの条件もつかない。 これこそ現代のデジタル企業がするべきことだ。 多くのものをタダで与えて、少ないものからお金をとる。」

「どうしてグーグルではフリーがあたりまえなのだろう。 なぜなら、それが最大の市場にリーチして、大量の顧客をつかまえる最良の方法だからだ。」

「グーグルが情報を無料にしたがるのは、情報コストが下がれば、より多くのお金が稼げるからだ」

「イ ンターネットは世界中の何億もの人が参加する市場であり、誰もが自由かつ無料でアクセスできる流動性のマシンなのだ。 全体の人数がとても大きいので、限 界コストがゼロではない従来の世界では厄災を招くような低い参加率でもうまくいく。 ユーチューブはユーザーの一〇〇〇人に一人が自分の動画をアップロー ドすれば成り立つ。 スパマーは一〇〇万通にひとつでもスパムメールに反応があれば儲けられる。
(ちなみに雑誌業界では、定期購読をすすめるダイレクトメールの返事が二パーセント以下なら失敗だと考えている。)」

「マイクロソフトは市場を縮小することでお金を稼いだのです。」

「これがフリーの成すことだ。十億ドル産業を百万ドル産業に変えてしまう。 だが、見た目どおりに富が消滅するわけではなく、富は計測しにくい形で再分配されるのだ。」

「オンラインでは参加者がはるかに多いので、全体の一パーセントでも協力してくれれば、ほとんどのコミュニティはうまくやっていける。」

「それぞれのケースでユーザー評判という資本を築き、それを注目に変えることができる。 さらにこの注目をお金に変える方法を思いつくかどうかは、それを望む人にまかされるが(ほとんどの人は望まない)、注目と評判の数量化は今や、世界中でおこわれている。」




「だが中国では、模造品は別の価格帯の別の商品であって、市場が求めたバージョン化のひとつなのだ。 偽物のルイ・ヴィトンのバッグを買うかどうかは、倫理の問題ではなくて品質と社会的ステイタスとリスクの問題となる。」

※思ったこと
こういった模造品を買う層っていうのは、そもそも模造品の価格帯だから興味があるだけで、この模造品を駆逐したとしてもオリジナルの見込み客になるんだろうか?


以下はこの本読むまで知らなかった事

「今日、ブラジルは世界有数のジェネリック医薬品産業を持つ。」

「またブラジルは(中略)リナックスによるATMネットワークを世界で最初に構築した。」

流石は未来都市サンパウロ!!




感想

Twitterで絶賛されてて(実際、この本の帯にも「Twitter発」って書かれてる)、ずっと気になってた本だったんだけど。
思っていた以上にストーリー調だった、もうちょっと実用書的な書き方をしてるのかと思ってたからね。

ずーっと読み進めて、巻末付録に「フリーのビジネスモデル」とか「無料のルール」だとかが書かれていて、先にこっちを読んでから本編読んだほうがスムーズに読み進められたりなぁと思ったり。

内容の感想になってないな。
 





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